遅刻

今日は人と待ち合わせをしてとある場所に行く予定があった。京浜東北線の大船方面にその駅はある。

集合は昼過ぎなので本来余裕で支度できるはずだった。しかし寝坊してしまった。「間に合いはするが余裕はない」状態になり、なんとか支度して家を出た。まあ、そうは言っても間に合いはする。そこはする。ご飯を食べる時間がなかったから駅のホームの売店でおにぎりを買ってホームのベンチで急いで食べた。ウィダーinゼリーにすればもっとスマートだったのに。トイレは我慢した。そういう我慢のツギハギで成り立ってる「間に合う」だが間に合いはする。

乗り換えの都合上最もスムーズに行ける車両の見極めのため乗換案内を見ていたら、秋葉原京浜東北に乗り換える際に7分あることがわかった。

7分あればトイレに行けるのでは…?そう思って秋葉原に着いたらトイレに向かった。しかしここで選択を間違えた。

秋葉原駅には知る限り2箇所トイレがある。

一つは総武線千葉方面のホーム。ここはいつも空いている。しかし自分が今いるホームと逆だ。

それよりは改札階のトイレの方が近いのではないか。そう思って改札階まで降りた。しかしこの作戦は大失敗だと着いてすぐにわかった。土曜日の秋葉原駅の改札階の女子トイレ。並んでないわけないだろ。

すぐに引き返したが、「もしかしてトイレ行けるんじゃない?」と一度思ってしまったこともあり、「おい、トイレいけるんじゃなかったのか。おい」と膀胱が訴えてきているのを感じた。すまない。その件についてはホントすまない。ぬかよろこびさせてしまって…

しかし京浜東北のホームに着いてから朗報があった。京浜東北線が遅延しているというのだ。電車が遅延していたらもうどっちにしろ遅刻だし、遅刻の理由は「電車の遅延」になる。トイレ行こう。

総武線千葉方面のトイレに行けた。案の定ガラガラ。ここは休日は割とガラガラ。

そうして一件落着して京浜東北線のホームに戻ったらすぐに電車が来た。快速大宮行きとのアナウンスが聞こえた。慌てて乗り込んだ。車内はガラガラで余裕で座れたので、ゆったりと電車遅延で遅れる旨連絡したりTwitterを眺めていたりした。

少し経って「今どの辺だろ?」と車両のテレビジョンを見た。次は「上中里」だ。上中里…?わからないけど、快速と案内があったはずなのに各駅停車と表示されている。遅延の都合で各停になったのか?各停だと上中里に止まるのかもしれない。これは遅れが長引くな。

どのくらい遅れるのか調べて待ち合わせ相手に連絡しなければならない。乗換案内で再び調べた。なんかえらい時間がかかるぞ…おかしいな。電車は上中里駅を出た。

おかしい。乗換案内は大船方面へ乗れと書いてあり、自分が乗っているのは間違いなく大宮行きである…いや違うぞ

…大船と大宮って…逆なのか…

「アタマに『大』がつく」としか認識できてなかった…

結局王子駅から引きかえし、待ち合わせ相手に謝罪の電話をかけた。もうここまでくれば笑い話だ。とは言え申し訳なかった。謝罪に謝罪を重ね先に行っててもらった。

 

普段利用しないから気づかなかったけど、京浜東北線、大宮行きと大船行きが逆ってなんかずるくない?

こういうこと言うやつが居るから新横浜北駅北新横浜駅になったりしていったんだな。

今はまだ負けを認めたくない。